自己PRの書き方

自己PRとは

自己PRは応募先に自分が「どんな人なのか」をアピールして自分を売り込むための文章です。その長所をどのように活かすか、効果的に伝えることにより、採用に繋がっていきます。自分の人柄をアピールすることは実績をアピールするのと同じくらい重要なことです。文字数は400~600字程度が望ましいとされています。

自己PRを書くにあたって

・自分の強みを知る
まずはキャリアの棚卸しをやってみましょう。自己PRを書く前に職務経歴書から書くといいです。自分にどのような強みがあるのか、どこがアピールできるところなのか見えてきます。
また、自分で長所が分かりかねる場合は知人や友人の客観的な意見を聞いてみるのも一つです。

 

・応募企業の求める人物像を知る
求めている人物像が記載されている場合、それに当てはまる自分の強みを考えます。どのような人を求めているのかが書かれていない場合、仕事の内容や会社の理念、働いている人々はどんな人なのかなどを参考に「どのような人を求めているのか」を考えましょう。そのうえで自分の長所や強みの中から一番応募先にアピールしたい内容を選びましょう。

 

自己PRの書き方

自己PRには[PREP(プレップ)法]という文章構成方法を使用して書きます。
PREP法とは結論→その理由→具体例→再度結論を述べる文章構成となります。
PREP法は以下の英単語の頭文字をとっています。

P=Point(結論)
R=Reason(理由)
E=Example(事例)
P=Point(結論)

 

先に結論を述べることにより「結局なにが言いたいの?」とはならず「相手に伝わる内容」になります。
また、先に結論を言ってしまっているので話の理解が深まりやすく、要点が記憶に残りやすいと言ったメリットがあります。
では実際にPREP法を用いて具体的にどのように書いていくのか見ていきましょう

 

P・・・結論(POINT)

最初に要点(結論・主張)を述べる。

「自分は○○な性格です」と自身の長所を記載します。
もしくは仕事の上で心がけていることや大切にしていることを記載するのも◎です。

 

R・・・理由(REASON)

その結論を述べるのかを自分の考えとして書く。

なぜ自分はその性格なのか・それを心がけているのか
「なぜなら」を用いると説明しやすくなります。

 

E・・・事例(EXAMPLE)

自分の実体験を交えて意見を伝えていく。

その長所(REASONで述べた理由)を裏付けるエピソードなどを記載します。

 

P・・・結論(POINT)

文章のまとめとして最後にもう一度結論を言う。

例:「これらの経験で培った○○(自身の強み)を活かし貴社の○○(職種等)に貢献します」
入社後に自分の長所をどういう風に活かすのか、エピソードを実際の仕事につなげることで自己PRにより意味を持たせることができます。

 

あなたはやっていませんか?良くない自己PRの例

・具体例がない
例:「私はいつでも笑顔でいることを心がけています。」
・・・たしかに自分がどんな人なのかっていう記載ではあります。
しかし、そう思うにはなにか理由があるはずです。なぜそう思うのか?それを裏付けるエピソードなどをしっかりと記載しましょう。

 

・複数の強みをPRする
強みを複数書くとそれぞれの強みの説得力が落ちてしまいます。よく箇条書きで強みを複数書いている方がいますがそれは、返って逆効果です。強みは1つに絞って具体例を交え記載しましょう。また、箇条書きにする場合は多くても2~3にしぼり、それぞれタイトルをつけ、具体例も交え記載しましょう。

 

・実績だけを羅列する
自己PRに経験や実績だけをアピールしている人もいます。自己PRはあくまで自身の人柄をPRする文です。実績は自身の人柄をアピールするための手段として記載します。実績だけ書くのであればそれは職務経歴書に記載すればいいだけの話です。

 

・短所を記載する
自己PRはあくまで長所をアピールする場面です。短所は面接などで聞かれた際に「私にはこういう短所があります。しかし短所を克服するためにこのような取り組みを行っています」と短所を克服する努力・または克服したエピソードを具体例を交えて言います。
もちろん、短所をひっくり返せば長所になりますので、長所が見当たらない場合は短所から長所を探すのも手です。

さいごに

自己PRは志望動機と違い、使いまわしをしてしまいがちです。
もちろん使いまわすこと自体がよくないわけではありませんし、自己PRを毎回作成する手間も省くことが出来、その時間を面接対策などの時間に当てることもできます。
しかし、応募先の企業のニーズに合わない自己PRはかえって逆効果になります。
一番いいのは応募先によって自己PRを変えることです。
志望度の高い企業だけでも自己PRの使いまわしをやめてみてもいいかもしれませんね。

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