営業職も販売職もどちらも「人と接する」「モノを売る」という事には変わりありませんが
違いもあります。
「人と接する仕事がしたい」という人は多くいますが「営業」と「販売」の違いはおわかりでしょうか。
今回は営業職と販売職の違いについて書いてみました。
又、営業の種類ごとの違いについても記載してみました。
もしよろしければ参考にしてみてください
販売職とは
販売職でイメージされるのは「スーパーやコンビニ、ドラッグストアの店員」「アパレルショップの店員」等
ではないでしょうか。
皆様スーパーやコンビニにはどういうときに行きますか?
何か食べる物が欲しい時、食材が欲しい時、薬が欲しい時等
何か目的のあるときが多いと思います。
アパレルショップに立ち寄る時も「服が欲しい」といった目的がある事が多いのではないでしょうか。
ウインドウショッピングする時も自分の興味のあるお店に入る事が多いですよね。
このように販売は「何かすでに目的のある・購入意欲のあるお客様」に対して行われる事が多いです。
その為、営業よりもハードルは低いお仕事といえるでしょう。
アパレルの販売職では目標がある事がありますが、既に商品に興味を持っているお客様にアプローチをしていくので、
営業よりは売り込みがしやすいでしょう。
販売職に求められる能力としてはお客様を不快にさせる事のないマナーや礼儀正しさが必要になります。
営業職とは
一方営業職では商品自体に興味を持ってもらえてない人にアプローチする事や
その商品をよく知らない人にアプローチする事があります。
その為トーク力や傾聴力等が必要となってくる仕事です。
いかにお客様のニーズに応える事の可能な提案ができるかどうかが重要となってきます。
またアポイントの数を増やす為には1日1件でも多く電話を掛ける、訪問するなどの行動力も必要になってきます。
断られる事がもはや当たり前ですので打たれ強さも必要になってきます。
商品は食品・資材・機器・医薬品等の形のある有形商材から
広告・人材・保険などの目に見えない無形商材まで多岐にわたり
顧客も個人のお客様から法人の企業のお客様まで多岐にわたります。
営業の種類は一般営業といわれる新規開拓の営業と既存顧客に対する営業のルートセールス、
既に商品興味を持っている方にアプローチしていく反響営業に分けられます。
その違いについても見ていきましょう。
新規開拓の営業
一般的に営業とは新規開拓、いわゆる新しいお客様を獲得していく為の営業が多いです。
その手法としては飛び込み営業・テレアポ・既存顧客からの紹介等があります。
基本的には電話でアポイントを取り、商品を提案していくという形がオーソドックスです。
初めて会う人に商品を提案していく事も多いですので
このような一般営業では初対面の人とでも動じる事なく話すことのできるスキルも必要となってきます。
ルートセールス
もうすでに取引のあるお客様への営業になります。顧客との信頼関係を築き、
継続的にやり取り・フォローしていく事が大切になってきます。
顧客の要望に応えていく事が顧客のニーズに沿った情報の提供等を行っていきます。
しかしながら既存顧客だけでは業績を向上させる事が難しい事もございますので
なんやかんやで新規開拓は必要となってきます。
一般の営業よりも傾聴力や把握力などの聞く力が大切になってきます。
反響営業
既に商品に対して興味を持っている方に対しての営業です。
電話やホームページ等を見られた方から商品についてのお問合せがあります。
そのお問合せに対しての営業です。商品の説明をし、購入をしていただきます。
新規開拓の営業の一種ではありますが既に商品に興味をもって頂けているので比較的営業を行いやすいです。
お問合せからの成約率が重要になってきますので
どのようにすれば成約率が上がるかを考えなければなりません。
その為少しばかり頭を突か合う仕事になります。
お客様に商品を理解してもらわなければなりませんので
うまく伝える力も必要となってきます。
どちらも人柄が大切
営業職も販売職も人柄は大切になってきます。「あなただから購入したい」「あなたから買ってよかった」等
営業職ではそもそもご購入いただくにあたり人柄の部分は重要になりますし、
販売職でもその人がいる事により店舗に足を運ぶお客様もいらっしゃいます。
ただ結論として「購入意欲があるかどうか」が違いになってきます。
そして求められる能力も違ってきます。
しかしながら、どちらも「お客様に笑顔で接する」という事が共通のスキルになりますし
その人自身の人柄も大切なお仕事になりますよ!
職種を決めきれなかったら・・・
販売職か営業職かで悩んだら一度「どちらも面接を受けてみる」というのもお勧めです。
面接の際に再度詳しいお仕事の内容を説明していただく事もございます。
営業の種類で悩んだ時も一度興味のある営業全てに応募してみて
面接の際に詳しい話を聞いて決めるのもいいと思いますよ!
仕事はやってみなければ分からない部分もあります。
「転職してみてやってみて決める」というのは転職回数も関係してくるので難しい部分はありますが
面接して話を聞く事であれば何度だってできます。
あなたは「営業」「販売」という職種にこだわりはありますか?
もしこだわりがないのでしたら一度幅広い視野で職種を見てみましょう。
新しい発見があるかもしれませんよ!