職務経歴書は自身を最大限にアピールできる書類になります。しかし、書類にただ単に簡潔に経験ばかり書きすぎてしまっては採用担当者に興味を持たれません。どれだけすごい経歴を持っていたとしても、アピールができていなければ書類選考通過は難しくなります。
今回は職務経歴書のいい例と悪い例を見ていきましょう。
よく見る職務経歴書の例
20××年◯月~20××年◯月
㈱○○洋服
【職務内容】洋服の販売・接客
ここがマイナスポイント!
・会社名が㈱と略されている(正式名称で「株式会社」と記載しましょう)
・どのようなことをしている会社なのか・どれくらいの会社の規模に勤めてきたのかが分からない
・職務内容に具体性がない
・どのような洋服を販売していたのかがわからない
・経験しか書かれていない
・どのように仕事に取り組んできたのか、意欲が人柄が見えない
こうした経歴だけを羅列した職務経歴書を書いてもあまり興味は持たれません。
ではどのように書けばいいのでしょうか。
20××年◯月~20××年◯月
株式会社○○洋服
【事業内容】専門店(アパレル・ファッション関連)/アパレルメーカー/通販
【資本金】××××万円
【売上高】○○億円
【従業員数】△△△人
【支店】ショッピングモール○○店(社員◯名 アルバイト△名)
【職務内容】
・自社ブランド製品○○の販売・接客業務
・商品の陳列・整理整頓・棚卸
・店舗のレイアウト企画
・アルバイトスタッフの育成/シフト管理
【取り組み】
長い時間店内にいて購入に悩まれているお客様にお声掛けを徹底。
最後の一押しで購入に繋げるよう努めた。これにより従来よりも売り上げが15%UPした。
ここがいい!
・どのような会社に勤めてきたのかが一目でわかる
・どこの店舗(支店)で働いてきたのかが分かる
・何を販売してきたのか、販売や接客以外にも何をしてきたのかが分かり職務内容が具体的
・取り組みが記載されており、仕事に対してどのような姿勢で取り組んできたのかが分かる
・取り組みの中に具体的な数字が記載されている
比較してみていかがでしたでしょうか。あなた自身二つの職務経歴書を見てどちらの人とお会いしてみたいと思いましたか。今ある職務経歴書を見て書いてなかったと思う部分があれば、少しでも良くできそうなところがあれば訂正してみてください。